PSPマットの様な地味なアイテムはどこの模型雑誌にも紹介されないので、
今回は、特別に取材写真の公開です。
アメリカ空軍博物館(オハイオ州・デイトン)にて
▲ PSPマットの説明用に作られた巨大な実寸情景。バックにはC-46コマンド双発輸送機(全幅:33m・全長:23m)が、置かれている。
▲ PSPの組み立て作業を行うのは、主に黒人工兵でした。
▲ 1/144スケールでは小さく見えるPSP。1枚が長さ3m・幅0.38mのサイズです。
▲ 飛行場の整地作業に活躍したClarkair Crawler Model CA-1 tractorです。小型軽量で輸送機に搭載できました。
日本軍は、この種の車両開発が遅れ大戦末期に試作車両が少数出来て、使用された状態でした。
PSPマットの製品化はP-51マスタング戦闘機の取材のために訪れた、アメリカ空軍博物館(オハイオ州・デイトン)にて、博物館員からPSPの重要性などを熱心に説明され、勧められて実現しました。
彼等がいかにPSPに愛着を持っているか、ここに掲載した写真からもわかる様に、PSPのためにこんなにも巨大な展示を行っているのです。博物館員がこう言っていました。「ジュラルミンの銀色にはPSPマットの渋い色がお似合いだよ!」SWEETのPSPマットには、こうしたアメリカン・モデラー達の熱い思いに応えるために とても細かな彫刻表現が施されています。このようなアイテムは製品化しても飛行機モデルのように売れないと思いますが、あえて製品化しました。