今回のマスタングはPOW MUSTANGです。(POWとはprisoner of warのことです。)日本は中国の戦線にて捕獲したP-51Cを福生基地に移送。陸軍航空審査部にて飛行審査を行った後、陸軍の各航空基地を巡回して対マスタング戦闘訓練を実施。ドイツ空軍では、数多くの捕獲機はZirkus Rosarius と呼ばれる部隊に集められて飛行評価審査が行われた後、戦意高揚の鹵獲機の展示飛行が行われました。中立国スイスとスウェーデンに不時着して接収されたマスタングは、それぞれの国で飛行審査を行い戦後スイスは100機、スウェーデンは、161機のP-51Dマスタングを米国より購入し両国の空軍にて使用しました。